『 もしも誰かが、何百万もの星の中のたった一つの星に咲く花を愛していたら、
その人は星空を見るだけで幸せになれる 』
私たちの住む地球には 80 億という人がいます。日本だけでも、およそ1億と2500万人。想像し得ない数です。その中で、一体どれくらいの人が幸せを感じて生きているでしょうか。
とある調査によると、日本の単身世帯の割合は2023年現在でおよそ30%、実に3~4人に1人が一人で 生活をしているということになります。 1993年時点では22%との結果ですので、この30年の間に8%増えているそうです。 昔が良かったと言うつもりはありませんが、孤独を抱えている人も増えているといえるのではないでしょうか。
そして、幸せを構成する要因の大半が人間関係。つまり
『人と人とのつながり』
と言います。
荒れる情勢の中で、戦地に赴き戦場で命を落とされる人がいる。その一方で、自らこの世を去る選択をしてしまう方がいたり、自分がなくなる最後の日に看取ってくれる人が誰もいない、という方々がいたりします。残念ですが、これが現代社会の実情です。
それを思うと、私個人としては 哀しい。寂しい。
そんな風に思います。
どうせこの世に生を受けたなら、幸せを感じて生きていたい。幸せだったと言ってこの世を去りたい。私個人としてはそう思いますし、大半の人はそう思うことでしょう。
昔が良かった、そう言うつもりはありません。ですが、昔届けに行った回覧板先でのおばちゃんの笑顔、よく知らんおっちゃんが買ってくれたジュース、そんな世界も幸せだったなと思うのです。そんな世界が、そんなつながりが今の社会には希薄になってなってしまったのかなと思うのです。
だからこそ私たちは、
自分の今いる場所から、”つながり”を広げていける。
そんな存在であり続けます。
本当に大切なものは目には見えないから。
一人から地域、地球、そして宇宙へ。
つながりを広げよう。
僕たちはみんな一人だけど、誰も孤独にはさせない。
さぁ、一緒に旅を続けよう。
『大切なものは目には見えない。心で見るんだ。』
サン=テグジュペリ作 『星の王子さま』より
Locamoca株式会社 代表取締役社長
淺野 弘久